然には中医薬膳師を始め、専門調理師、野菜ソムリエ、JSAソムリエ、利酒師、フードコーディネーター、CPA、ASIAGAP指導員など食のプロフェッショナルが在籍しています。
食材の流通だけでなく、食材の楽しみ方や使い方なども
小売店の方々へご案内している中で、こんな時期だからこそ、「健康」や「免疫力」が期待できる食材や食べ方も定期的にご案内して参ります
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6月に入り、夏野菜がそろそろ出始める季節になりました!
きゅうりに茄子、ピーマンにオクラなど、野菜好きにとっては心躍る季節の到来です♪
こんな夏野菜の季節を前に、「世界一!」の称号を持つ野菜をご存知ですか?
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それは「きゅうり」なんです(‘;’)
どんな世界一の称号かというと、
『世界一カロリーの低い果実』として、
1987年、ギネスブックに認定されました(;^_^A
世界2位は、・・・知りません💦
ただカロリーが低いとは言っても、胡瓜は世界中で愛されている野菜ですし、栄養がないわけではないです!
◆きゅうりの栄養素(100キロカロリーあたり)
・カリウム…1400mg(ナスの約1.4倍)
・ビタミンK…240μg(レタスとほぼ同等 ※土耕栽培)
・ビタミンC…100mg(トマトの約1.26倍)
・食物繊維…7.9g(キャベツとほぼ同等)
なかなか凄いでしょう?
◆薬膳の世界でも胡瓜は様々な食医療法で取り入れられています。
四気五味:甘味・涼性
帰経 :脾・胃・大腸
・熱を取り除いたり、利尿作用を促すなど、様々な効果を期待されて、古くから利用されてきました。
さて、胡瓜は、インド北部やヒマラヤ山麓が原産とされていますが、古代メソポタミアではすでに栽培が盛んに行われていて、
ローマ帝国の第2代皇帝ティベリウスが大好物だったことでも知られています。
日本ではカッパ巻きや酢の物、冷汁には欠かせませんし、ピクルスやオイキムチ、
トルコ料理のシャジュク(ヨーグルトとキュウリを合わせる料理)、
スペインのガスパッチョ(トマトベースのスープ)など、
料理法は様々です。
他にも、水分が多いのですりおろした胡瓜は、化粧水代わりになりますし、火傷にも効果が見られます♪
余談ですが、江戸時代、胡瓜の輪切りにした切り口は、将軍徳川家の家紋「葵の御紋」に似ていることから、
食べる事は慎まれていたそうです♪
その名残として、京都の葵祭りや博多の山笠の時期には、料理屋や祭りに参加する人々は胡瓜の輪切りは食べる事を控えているそうです。
(※京都 八坂神社の神紋、博多 櫛田神社の神紋が胡瓜の切り口に似ていることから)
生で食べる時は、色が濃い茎の元2cm幅部分が苦いので、包丁でくるんと取ってあげると、食べやすくなります。
後、我が家では糠漬けに胡瓜は欠かせません。
古漬けを生姜醤油で、麦茶で食べるお茶漬けは最高です♪
もちろん、土壌作りから徹底して作られた胡瓜は、
何も付けずに、生でそのまま齧っても、
「胡瓜って、こんなに旨味を感じる野菜だったのか!」と驚かれることでしょう。
実際、ある作り手のきゅうりは、本当に美味しく、
某小売店のバイヤーは、何か混ぜてる?胡瓜と違う野菜?
などと驚かれていました。
たかが胡瓜、されど胡瓜、です(^-^)
見た目が同じように見える果物でも、
土壌の物理性、植物生理を理解し、
健康な土壌で育てられた果物の本当の美味しさと安全性、
栄養価の高さは、そうではないものと比べるべくもありません。
土壌微生物が豊富な健康な土壌から作り出される果物は、
やはり健康で栄養価も高く美味しさに満ち溢れています。
同じ食べるものであるならば、
日々の食事に、健康の意識をプラスして、
元気に過ごしていきたいものですね。
You are what you eat!
La destinée des nations
dépend de la manière dont elles se nourrissent ‼︎
然では旨みを感じて頂けるオススメのきゅうりをご紹介できます♪
ご興味のある方はぜひ、担当までご連絡下さいませ!!
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