端午の節句-株式会社 然|食のルネッサンス

端午の節句

~節は五月にしく月はなし
菖蒲・蓬などのかをりあひたる、いみじうをかし~

 

枕草子 39段の文ですが、
平安時代から5月の節句は楽しまれていたようです。

さて、この端午の節句は五節句の最初に訪れる節句(午の日)ですが、
端=最初の牛の日、ということで午=五にて5月5日になりました。

 

 

この端午の節句は菖蒲(あやめ)の節句とも言いますが
平安時代から江戸時代にかけては、毒気や邪気を祓うために菖蒲や蓬を屋根に撒いたり
くす玉を作って柱にかけていたそうです。

 

「くす玉」は「薬玉」と書き、「薬(くすり、くす)」と呼ばれていた薬草や香料の入った球体を指します。

『枕草子』にも、5月の節句にくす玉を飾った”と書かれていて、絹織物で作った袋に、
麝香、沈香、丁子、甘松、竜脳といった香料を入れ、色とりどりの糸や造花で飾り、
五色の糸を長く垂らしたり、菖蒲やヨモギをあしらっていたようです。

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良い香りは邪気を寄せ付けないと考えられていたため、「くす玉」は魔よけの飾りとして、
柱に飾ったり小さく作って身につけたりされていました。

 

さて、現代の「端午の節句」に欠かせない食べ物に「柏餅」があります。
室町末期頃に作られ始め、江戸時代に入って「端午の節句」にそなえる習慣が出来たようです。
これは新芽が育つまで古い葉が落ちないということから、”家系が絶えない→子孫繁栄”の縁起物として大事にされたからのようです。
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菖蒲が尚武に通ずるとして、5月5日が男の子の節句に定着するのは、
江戸時代に入ってから。

 

ただ鯉のぼりに関しては、江戸時代は門口店先等に武者を描いた大きな幟(のぼり)や五色の吹貫きを立てたものだったそうです。

 

今のような鯉のぼりは江戸時代後期になってからで、大阪で鯉のぼりを揚げるようになったのは、明治期の後半からということです。

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さて、柏餅に戻ります。
この柏餅ですが、葉に包まれている中身が「こし餡」と「味噌餡」の2種類あることを
ご存知ですか?

 

京都の老舗和菓子店でも取り扱っていますが
江戸時代からすでに2種類の柏餅があったようです。

 

江戸時代の風俗誌「守貞漫稿』によると、
赤豆餡(あずき)には柏葉表を出し、味噌は裏を出して標とす」と書かれた記述があります。
今は、葉の使い方が逆の場合もあるようですが、味噌と餡を混ぜる工夫は
当時日常でも用いられていたようです。

 

普段何気なく、当たり前のように接している「食文化」ですが
歴史を紐解いていくと面白い事が結構発見できます。

 

今回、詳しくは省きますが、節句における料理の記述も結構残っているのです。

「和名類聚抄」や「守貞漫稿」は文献としてだけでなく、
企画段階における貴重な資料にもなりえます。

 

こういった「食文化」は伝承も大切ですが、
ビジネスでは「企画」「集客」といった運営面でも活躍させることができるのです。

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単に「物を売る」のではなく、
戦略を持って、付加価値を設けることで「然」は食文化を事業として成立させる
サポートを行ないます。

 

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