然には中医薬膳師を始め、専門調理師、野菜ソムリエ、JSAソムリエ、利酒師、フードコーディネーター、
CPA、ASIAGAP指導員など食のプロフェッショナルが在籍しています。
食材の流通だけでなく、食材の楽しみ方や使い方なども小売店の方々へご案内している中で、
こんな時期だからこそ、「健康」や「免疫力」が期待できる食材や食べ方も定期的にご案内して参ります
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今では見慣れたきのこ、「マッシュルーム」。
このきのこは、本場フランスでは「Champignon de Paris」と呼ばれています!
直訳すると、「パリのキノコ」となってしまうのですが、なぜパリ?と思われませんか。
これ、実はパリでもともと栽培されていたキノコだからなのだそうです(‘;’)
パリの建物は石造りなのですが、パリの地下には石切り場がたくさんあったようで、
この石切り場を使って、キノコが栽培されていたのです!
このせいで、今では地盤沈下の恐れがある地区もあるらしいですよ(;^_^A
さて、シャンピニョンはフランス料理では様々な料理に使われています。
シャンピニョン自体が主役になることもあれば、
しっかり支える脇役にもなり、それこそ八面六臂の活躍を魅せてくれます。
実際、東京にはキノコを主役にしたフレンチのお店もあり、シャンピニョンだけで20種類以上のメニューがあります!
さて使い方は生、焼、揚、蒸、炒、茹、燻など料理法も様々。
フランス料理と言っても様々な技法がありますが、簡単なのは水分を飛ばして味を凝縮して強めるというものでしょう。
代表的なものは、 Duxelles des Champignons
デジュクセル シャンピニョンは、簡単にいうと玉ねぎ(エシェロットなど)のみじん切りとシャンピニョンを刻んだものを炒めて水分を飛ばしたものです。
詰め物に使ったり、ディップ替わりにパンにつけたり、
作り置きをして色々楽しむことができます。
◆材料◆
シャンピニョン300g
たまねぎ(中)100g
にんにく大きめのもの1かけ
塩小さじ(適量)
オリーブオイル大さじ2(適量)
シャンピニョンの代わりに椎茸にすると、
もっと旨味がしっかり出ますし、色々なキノコで試してみても面白いでしょう。
ところで、シャンピニョン(マッシュルーム)は、
栽培方法によって味わいが大きく変わります。
自然のシャンピニョンは、パリ郊外の森に入ると、
季節になれば土の中からたくさん顔をのぞかせています🍄
この自然の状況を考えると、土の内容は
落ち葉や枯草などが分解され腐葉土となったものがほとんど。
ですが、一般に出回っているシャンピニョン(マッシュルーム)は、自然とは大きく異なる、動物性肥料を使ったものが大半です。
畜産でも過去、動物性飼料は大きな問題となりました・・・
さて、この動物性肥料を使うと、食べた時に「旨味」をしっかりと感じやすくなります。
特に生で食べると、より分かりやすいことでしょう。
一方、植物性肥料を使ったものは、
生で食べると、瞬間的な旨味はおだやかなのですが、
味わいに雑味が少なく、きれいな味であることが分かります。
どちらが良い悪いではないのですが、
プロの料理人でさえ、こういった違いを感覚ではなく、認識理解した上で使っていないことが多いのですが、勿体ない事です。
使い方は勿論、組み合わせや表現が大きく変わるのですから。
シャンピニョンは、サラダなどには生で使われることもありますが、動物性肥料で育てられたものは、
夏になると虫が出ることも多く、実際、小売店では季節的な問題になっています。
見た目が同じように見える作物でも、
土壌の物理性、植物生理を理解し、
健康な土壌で育てられた果物の本当の美味しさと安全性、
栄養価の高さは、そうではないものと比べるべくもありません。
土壌微生物が豊富な健康な土壌から作り出される作物は、
やはり健康で栄養価も高く美味しさに満ち溢れています。
同じ食べるものであるならば、
日々の食事に、健康の意識をプラスして、
元気に過ごしていきたいものですね。
然では動物性、植物性肥料のマッシュルームどちらもご紹介可能です♪
ご興味のある方は気軽に担当までご連絡下さいませ!
You are what you eat!
La destinée des nations
dépend de la manière dont elles se nourrissent ‼︎
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【発行者】 株式会社 然 卸売事業部
「食の川上から川下まで」
~然は『野菜の価値を売る会社』です~
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